はじめまして、SiPSメンバーの島根大学医学科5年 滝沢章(たきざわしょう)です。
多職種連携という言葉、聞いたことありますか?
病院や、介護施設などに関わる機会があると思いますが、
そこではいろいろな職種の人が働いています。
それぞれが、資格をもった「専門職」、その道のプロなので
困ったことがあったらいろいろ相談しながら、患者さん、利用者さんにとって一番良い形で力になれるように仕事することを目指しています。
当たり前のことではあるのですが、実はいろいろな職種での「連携」はなかなかできていないのが現状です。
医師、看護師、リハビリ専門職、歯科衛生士、薬剤師、医療事務、介護福祉士、などなど
たくさんの職種が同じ場所で働いていますが、やっぱりそれぞれ専門があるので、お互いの職種のことを理解するのが実はとても難しいです。
他職種が何をしているのか、どんな気持ちで仕事をしているのか。具体的にはよくわからなくて、他職種同士で衝突してしまうことも多々あります。
考えてみれば、自分と違う職種の人、自分にはできないことをしている人と仲良くなるのは、楽しいことなはずなんですけどね。
でも、これが専門職の集まる職場となると、難しくなるんですね。
病院で働くような仕事は、それぞれ資格をとるために専門の学校に通うわけですが、
それぞれの職種が自分の専門の勉強をする時間しかとれないので、職場に出てから初めて他職種としっかり関わるようになるのが現状です。
だから、なかなか他の職種のことを理解できずに、日々の専門の仕事に忙殺されてしまうことも多いようです。
SiPSは、学生のうちからいろいろ職種になるために勉強している学生や、すでに働いている人と繋がって、
仲良くなって、お互いの専門のことを理解したいと願って活動しています。
なかなか難しい多職種連携ですが、
SiPSの活動を通じて、もっと当たり前に職種同士がつながっていけば、
もっと医療や福祉、介護がよくなっていくと信じています。
まずは、人との繋がりを楽しむところから。